開かれた校長室だより(8月号)

 1学期の終業式が終わり、学校は夏休みを迎えていますが、生徒は夏の暑さをものともせず学校に登校し、 補習にクラブ活動にと頑張っています。生徒に寄り添って熱心に指導に当たっていただいている先生方に感謝 申し上げます。ごくろうさまです。
さて、3つの事柄で教育を考える取組ですが、今月は「通いたい学校にするための3つの標語」について考え てみます。大津市でいじめを背景にした自殺問題が取りだたされていますが、このようなことが起こらない学 校にしていきたいと思います。そのためにはまず「明るい学校」をめざします。明るく挨拶を交わし、いつも 元気に登校できる活気のある学校にします。2つ目は「楽しい学校」をめざします。生徒にはいつも「楽しく なければ学校じゃない」と言っています。笑顔の絶えないいつも笑い声の聞こえる学校にします。 最後に「伸びやかな学校」をめざします。緊張しながら学校生活を送るほど辛いことはありません。 思いっきり自分が出せて失敗を恐れない学校にします。合わせて、悩んだときには遠慮せずに誰にでも相談で きる体制を作っていきたいと思います。今NHKの朝ドラで戦後復興と昭和の経済成長期に東京の下町で地域医療 に取り組んだ女性を描いた「梅ちゃん先生」が高視聴率を上げています。昔を懐かしんでいるようですが、 「貧しいながらも楽しい我が家」っていいですよね。彼女の周りにはいつも笑顔と活気が溢れています。 「明るく、楽しく、伸びやかな学校」こそが生徒達がお互いを認め合い、安心して生活が送れるいじめのない学校だと思います。