開かれた校長室だより（１１月号）

　　先週初めに霊峰高野山に登った時は紅葉も３，４分咲きでしたが、今頃は全山紅葉で見事な景色を見せていることだと思います。 学校では今週から来週にかけて学校開放週間として授業参観やクラブ見学、図書館開放に加えて放課後文化クラブによる「たそがれ コンサート」が行われています。
　そこで、今月の３つの事柄で教育を考える企画は「本校での３つの開かれた学校づくり」についてご紹介いた します。１つ目は、「内に開く」として＜授業を開く、本を開く、道を開く＞を実践しています。まず、全教員が最低年１回は研究 授業・研究協議をもち、「わかる授業・力のつく授業」への授業改善を目指しています。また、中学校では毎朝「朝の読書」を行い、 高校では読書LHRで集団読書を行うなかで「ことばの力」の育成を図っています。さらに、校内美化・挨拶励行等を通じて市民性を育 成しています。２つ目は、「外に開く」として＜地域に開く、世界に開く＞を進めています。今年から「世界遺産教育」として「高 野地域のふるさと学習」に取り組んでいます。また、「国際理解教育」推進を図るため、生徒の海外派遣や海外からの教員・生徒訪 問受け入れなどで国際感覚を身につけさせる機会を増やしています。最後に、「花開く」として＜世界に一つの花（Only One 校）＞ を目指して、特色ある学校づくりを図っています。普通科進学校にあって大学進学だけを目的とせず、国際的な視野と語学力を身に つけさせ、国際社会におけるリーダーとして貢献できる人材を育成してまいります。