開かれた校長室だより(7月号)

梅雨のうっとうしい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。この季節に日本を訪れた外国の方々は "humid"と言ってあまりの蒸し暑さに辟易されます。今年も暑い「節電の夏」を迎えますがどうかご自愛ください。
さて、3つの事項で教育を考えるシリーズですが、今月は「私のめざす3つの理想の学校像」を考えてみます。 まずはじめに「面倒見の良い学校」にしたいと思います。本校に通う中高生は思春期にあって悩み多き年頃です。 保護者にとってもそのような多感な年代のお子様を抱え右往左往することも多いことと存じます。そのような折、 教職員は生徒・保護者に寄り添い、しっかり関わる中でいっしょに解決策を見つけていくことが大切です。次に、 「行儀の良い学校」をめざします。和歌山県教育委員会は何年か前から「市民性教育の推進」を提唱しています。 本校の校訓は「自治と自由」ですが、今年の入学式で「自治と自由」を実践していくためには義務と責任が伴うと 話しをしました。本校の校則を守り、各自が責任をもって規範意識の確立をめざしていってもらいたいと思います。 最後に、「愛想の良い学校」にしたいと思います。今年度の重点目標の一つに「挨拶励行」をあげ、全校上げて挨 拶運動に取り組んでいます。校内では毎日生徒たちの「おはよう」「さようなら」という元気な声が聞こえきてさ わやかな気分になります。思いやりが溢れ、礼儀正しくけじめがあって、いつも笑顔の絶えない学校こそが私の理 想とするところであります。