開かれた校長室だより（１２月号）

　お寒くなりました。朝家を出るのに車のフロントガラスを見ると霜がびっしり付いていました。本格的な冬が近づいてきて います。当初今年の冬は暖冬になるという予想がされていましたが、厳しい寒波がやってくるそうです。ノロウイルスの流行 の兆しも見せていますが、くれぐれも風邪等の病気にはご注意ください。
さて、今月も３つの事柄で教育を考えてみたいと思いますが、「生徒に身につけてもらいたい三心」につ いてお話しします。それは「思いやる心」「感動する心」「通じ合う心」です。「思いやる心」といいますと、本校では９日 から沖縄に修学旅行に出かけますが、１０年前に行った沖縄修学旅行のことを思い出します。前の年にニューヨークで起きた 同時多発テロの影響で風評被害を受けている沖縄の人たちを励ますため「命ど宝」と書いた垂れ幕を持って訪れました。人へ の思いやりを忘れないようにしてください。次に、「感動する心」についてです。NASAの無人火星探査車「キュリオシティ」 が火星の土や気体の分析結果から興味深いデータが得られたと伝えられていますが、小さい頃タコに似た火星人の話を聞き 「夢とロマン」を感じたものです。好奇心を持って感動に結びつく「発見する喜び」を求めていってもらいたいものです。 最後に、「通じ合う心」です。「雄弁は銀、沈黙は金」と言うことわざがあります。自分の意見を雄弁に語るプレゼンテーシ ョン能力も必要ですが、元気のない友達にそっと寄り添っておくなど相手の気持ちを考え黙っておくことも大切です。今月末 に三者懇談会が行われますが、生徒、保護者の方と「通じ合う心」で話し合い信頼関係を築いてもらいたいものです。