開かれた校長室だより(6月号)

 「目に青葉 山時鳥 初鰹」梅雨入り前の初夏の心地よい季節感をうまく表した句ですね。五月晴れの素晴らし天気のもと、 生徒たちは思いっきり学習に励み、総体に向けてクラブ練習に汗を流しています。音楽室の前を通り過ぎたときに聞こえてく る生徒の歌声に思わずその場に立ち尽くし聞き入ってしまいます。本当にいい季節ですね。
 さて、3つの事項で教育を考える企画ですが、今月は「感の付く3つの漢字」を考えてみます。私は「心の教育」を進める 上で、「感動(IMPRESSION)」・「感性(SENSIBILITY)」・「 感謝(THANKS)」を大切にした いと思っています。まず「感動」ですが、いつも「感動がなければ学校じゃない」と話しているものですから、生徒に「感動 がなければ何でしょう?」と問いかければ即座に「学校じゃない」と返ってきます。嬉しいじゃないですか。ということで、 6月には「校内バレーボール大会」「橋古祭文化の部」と行事が続きますので、「感動がなければ学校じゃない。大いに楽し みましょう。」と呼びかけたいと思っています。次に「感性」についてお話しします。私には芸術的な感性はほとんどないと 言ってもいいほどですが、倫理的な感性は多少持ち合わせていると思います。是非「人の痛みのわかる」感性豊かな生徒にな ってもらいたいものです。最後に「感謝」についてですが、感謝の心をもつことは人間関係をスムーズにするための基本です。 心で思うだけでなく、人から親切にしてもらったら素直に「ありがとう」と言える人間になってもらいたいものです。