開かれた校長室だより（２月号）

　今年の冬の寒さは特別ですね。寒さの影響か野菜が高騰しているようです。早く寒さが緩るみ春が訪れるのを待ちたいものです。 今月は寒風吹きすさぶ中、この季節の恒例行事「耐寒金剛登山」が行われます。先日金剛登山で道に迷う出来事があったと聞いて いますので、用意周到にルートを確認して雪の金剛山を楽しんできたいと思います。
　さて、今月の３つの事柄で教育を考える特集は「自我を確立するための３つの自」についてです。 １つは自律（ＳＥＬＦＣＯＮＴＲＯＬ）で最近の子どもはキレ易かったり、我慢できなかったりと自分を律する力が弱くなってき ていると言われます。先日、体育の研究授業でマラソンの授業を見学している時に一番遅れて走ってくる生徒に「頑張れ」「もう ちょっと」とすでにゴールしていた生徒たちが励ましている光景を見て、周りの支えがあって初めて自分の感情をコントロールし て精一杯頑張れるのだなあと感動いたしました。２つ目に自発（ＩＮＩＴＩＡＴＩＶＥ）ですが、「自分でやろうとしない」「う まくいかなかったら人のせいにする」若者が増えています。自分が本当にやりたいことを見つけ成功に導くために努力する姿勢が ほしいものです。もしうまくいかなかったとしても「失敗から学ぶ」「良い経験ができた」と考え、再度挑戦していくチャレンジ 精神を身につけていってもらいたい。最後に自信（ＣＯＮＦＩＤＥＮＣＥ）ですが、「人から無理にやらされている」「成功体験 が少ない」ことから自信が持てない生徒が多いように思われます。人がなんと言おうと自分で決めた道をまっすぐ突き進む信念か ら自信が生まれます。自分の将来像を早く見定め果敢に邁進していってください。