平和集会
1.初めの挨拶
2.平和宣言
3.平和を願う50字メッセージ朗読
4.千羽鶴献呈
5.黙祷
6.終わりの挨拶
今日は、平和の尊さについて学びにここ沖縄の地にやって来ました。実際に私達は経験したことはないけれど、
70年前に起きた悲惨な出来事について、話を聞いて理解し、後世に伝えることはできます。
戦争というものをこれからもずっと許さないよう、今日は一生懸命勉強しましょう。
平和とは、一体何でしょう。
それは争いがないのはもちろんのこと、笑顔が溢れ、一人ひとりが日々の小さな幸せで満足できる世界でしょう。
私たちが生まれたとき、すでにこの日本は、何不自由なく過ごすことのできる世の中でした。
私たちにとっての平和は、今現在そのものです。
第二次世界大戦が終わり、二度と戦争をしないと誓ってから70年が過ぎました。
この70年の間に、日本は急激な成長をとげ、世界的にも認められる国になりました。
そして戦争を単なる紙の上でのものとして、自分は無縁だと平和な暮らしをする人が日々増えています。
もし今日本で戦争が起きていたら、私たちはどうなっているでしょうか。
私たちが通っている橋本高校が高等女学校だった頃、第二次世界大戦が起こり女生徒たちは、兵庫の飛行機工場で働かされていました。
私たちの生まれた時代がたまたま平和な時代、戦争のない時代だっただけで、もし生まれた時代がもう少し早かったなら、私たちも彼女
たちと同じように鉄を打ち、空襲に怯えていたかもしれません。
世界の歴史をたどると、戦争のない時代なんてほとんどありません。
誰もが平和を願い、戦争の悲惨さを知りながら何故、戦争は無くならないのでしょうか。
そもそも戦争はなぜ起きるのでしょうか。
それは一人ひとりが大きな幸せを求め、ぶつかり合い争うからなのでしょう。
私たちとさほど年の変わらない彼らは、戦争の最前線にいて、幸せのために、平和のために、生きるために、銃やナイフを握るのです。
そして彼らは、お互いの命の尊さを知りながら、自分の意志とは裏腹に争うのです。
私たちが今こうしてこの沖縄で修学旅行を楽しんでいる間も世界には空腹に苦しみ、銃声に怯えている人達が多くいます。
今私たちができること、それは戦争について普段から考えること、そして70年前に起きた悲劇を知る生の声を聞くことができる限られた時間を大切にすることです。
さらに、当時の悲劇を聞く側から、次は伝える側にならなければなりません。
戦争となるかならないかを決めるのは私たち。
どちらに傾くかは私たちしだいであることを心に留めて、戦争のない平和な世の中であり続けることを誓います。
和歌山県立橋本高等学校
・A組 |
私たちが日々平和に過ごせていることに感謝し、これからもこの幸せな時間が永遠に続いていくことを願います。
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・B組 |
人々が平和という言葉を忘れる程、平和が当たり前の世界になる日が来ることを願っています。
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・C組 |
過去の過ちを深く考えながら、平和で在り続けることを願い、ここに二度と戦争を起こさないことを誓います。
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・D組 |
全ての人の大切なものが二度と理不尽に失われないように、私達には戦争の歴史を知る義務がある。そして平和な未来へ。
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・E組 |
お互いが命の尊さを理解し、過去の悲劇を忘れることなく、日々の生活に感謝し、笑顔あふれる世界にしよう。
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・F組 |
雲一つない青空、笑顔があふれる毎日。たくさんの愛でつつまれる世の中をつくろう。自分たちの手で。
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私達は戦争を知らない世代です。今回の学びの中で、今の平和な世の中が当たり前ではないんだと思い
知らされました。今という平和な時間を記憶にとどめ、自分たちにとっての平和をめざして私達ができる
ことをしていきたいと思います。今日は、このような貴重な学びの場をいただきありがとうございました。