平和集会
平和集会式次第
 


   1.始めの挨拶
   2.平和宣言
   3.平和を願う50字メッセージ朗読
   4.千羽鶴献呈
   5.黙祷
   6.終わりの挨拶

初めの挨拶



   修学旅行以前から私たちは、平和学習として沖縄戦を始めとする、太
  平洋戦争のことを学んだり、クラス毎に一つずつ平和を願う50字メッ
  セージを書いたり、千羽鶴を折ったりしました。
   そして本日、私たちは実際に戦争の跡を見学します。これらの体験を
  通して、戦争や平和に対する関心や理解を深め、平和な未来を築くため
  に私たちのすべきことを考えてもらいたいと思います。

平和宣言



  平和。それは私たちが生きる日本。
  約70年前、今私たちが立つこの沖縄では“戦争”という恐ろしい出来
  事がありました。いつ爆弾がふってくるか分からない、いつ殺されるか
  分からない、そんな恐怖におびえる毎日が続いていました。現在日本で
  戦争は起こっていません。しかし心の傷は癒えることはなく、深く深く
  刻まれています。
  世界に目を向けてみると、戦争をしている国や地域はまだまだあります。
  それぞれかたちは違うけれど戦争をしていることにかわりはありません。
  日本がしてしまった過ちが世界で繰り返されているもです。
  ここ沖縄では、ひめゆり学徒隊という同世代の女の子たちや、兵士とな
  って戦場にいった男の子たちがたくさん犠牲になりました。
  きっと私たちと同じように、友達と笑ったり、泣いたり、けんかしたり、
  そんな毎日を過ごしたかったはずです。
  今、私たちにできることは、この当たり前のことを当たり前だと思わず、
  日々笑顔で過ごせていることに感謝し、生きていくことです。
  ここで私たちと同じ想いがよまれた詩があるので朗読します。
  これは、戦後六十周年沖縄全戦没者追悼式でよまれた小学生の詩です。

  「平和な今」

  今ぼくにできること
  仲間を大切に思うこと
  仲間と協力し合うこと
  そして
  いやだと思うことは
  はっきりNOといえること

  今ぼくにできること
  戦争がいやだといえること
  戦争のこわさを伝えていくこと
  そして
  みんなで平和を願うこと

  ぼくは戦争を知らない
  でも ぼくは戦争がいやだ
  今ぼくにできること
  毎日を大切に生きること
  人の痛みを感じること
  平和な今に感謝すること

  過去の過ちから学び、私たちが平和の先導者になることをここに宣言します。

                         平成24年 12月 9日
                      和歌山県立橋本高等学校2学年
 
平和を願う50字メッセージ



 ・A組 
 私達の生活が平和であることに感謝し、現在世界に起こってい
る戦争が一つでも多くなくなることを願います。
 ・B組 
 
 みんなが手を取り合い笑顔で安心して暮らせる日が訪れ、過去
の過ちを繰り返さず平和に生きていけますように。
 ・C組 
 
 未来の子供たちにバトンを繋げよう。悲しみにくれることなく、
みんなが笑顔で仲良く平和にくらせるように。
 ・D組 
 
 私達は地球に集う仲間として、国を超えた平和と幸せを共有で
きることを願います。明日も皆笑っていられますように。
 ・E組 
 
 私たち、当たり前のように「またね」が言える。そんな愛と笑
顔にあふれた争いのない世界になることを願います。

終わりの挨拶
 


   私達は、この平和集会を通じ、多くの命が奪われたこの沖縄で、平和
  についてより深く考えることができたと思います。
   一人一人が平和な世界を願い、平和を守るためにできることをしてい
  きたいです。この先ずっと、世界が平和であり、過ちが二度と繰り返さ
  れないことを願い、平和集会を終わりたいと思います。